長く厳しい冬も終わり、もうすぐ春がやって来ます。嬉しい反面、憂鬱な花粉が気になる季節でもあります。今年は、昨年の2~3倍の花粉量になると予測されているそうですが、気象庁と合わせて、今は民間の予報センターで地域毎に詳しい予報が出されるお蔭で、早めの対策が取れ、症状を軽減させる事ができると喜ばれているそうです。一方、最近の都心での積雪予報が出された時、結果としてそれほど降らず、交通機関の乱れや転倒事故も起きず、外れて良かったとなるのかと思っていたところ、除雪道具の購入、タイヤ交換等、その準備が無駄な出費に終わったと気象庁にクレームが殺到したのだそうです。世間では、それを「降る降る詐欺」と呼んでいるそうです。
私たちの国は今後、人口減少による市場の縮小、少子高齢化による社会保障費の増大で財務が悪化する等、悲観的な予報が出ています。美容界でも、美容学校志願者が減り、人手不足が深刻です。それらの予測に合わせて縮小均衡の策を取るべきなのか、我々はどう対処すべきなのか悩みます。
しかし、どんなに世の中が悪くなると言われていようとも、自分の未来は、自分が勝手に決めていい筈です。市場が縮小しようとも、自分と自分に関わる人たちの未来は、良くなると決めていい筈です。ただ、具体的に将来どうなりたいかの未来予想図をしっかり描き、そう成る為にどう手を打つのか戦略を練り、どう実現させるか計画を立て、実行しなければいけません。でなければ、ただの絵空事です。さらに、それを続けていくのは何の為か確認した上で、自分勝手に幸せな未来を描きましょう。予報が当たろうが、外れようが、成功しようが、失敗しようが、他人の所為には出来ません。そうした所で何も始まりません。
私たちはただ、幸せな未来に向かって進むだけで、それこそが幸せな事なのです。